・資格取得のイメージを知りたい方
・資格取得の勉強方法が分からない方
・多忙で勉強時間が確保できない方
・独学で資格取得を目指している方
資格を取りたいけど、「仕事が忙しく勉強する時間が取れない」、「初めての受験で勉強の仕方が分からない」と悩んでいませんか。
本記事を読むことで、以下の事が分かります。
- 多忙でも簡単に合格できる方法
- 効率的に勉強を進める方法
- 学科試験、実地試験それぞれの最適な勉強方法
この記事に書いてあることを実践することで、土木施工管理技士の試験にどんなに多忙でも簡単に合格できます。
『初めて試験に挑戦する方』や、『仕事をしながら勉強が充分に出来ない方』は、ぜひ続きを読んでください。
記事の内容を実践し、一緒に資格を手に入れましょう。
2級土木施工管理技士の勉強方法は、下記の記事を参考にしてください。

結論:合格するための勉強方法
初めに、この記事の結論であるそれぞれの最適な勉強方法を解説します。
- 学科試験:過去問題解説集を購入して繰り返し問題を解く。
- 学科試験:65問答えられるように得意分野、出題パターンを理解する。
- 施工記述:代行作成、添削サービスを利用して、施工記述の作文を完成させる。
- 学科記述:学科記述の暗記ノートを作成する。
この勉強方法のポイントは、試験の最難関と言われている『経験記述』を外部機関に丸投げするという方法です。
『経験記述』に掛かる時間を省略し、その他に充てる事で、多忙でも合格できるというわけです。
それでは、資格の簡単な説明と各勉強方法の根拠の説明に移っていきます。
1級土木施工管理技士とは?


まず最初に、1級土木施工管理技士の資格について解説します。
「土木施工管理技術試験検定」は、土木工事における施工技術の向上を図ることを目的として、一般財団法人 前項建設研修センターが実施している検定試験です。
試験には「1級」と「2級」があり、合格することで「1級土木施工管理技士」「2級土木施工管理技士」を称する事ができます。
1級土木施工管理技士の資格は、1級土木施工管理技士の資格取得を目指すにあたって、『土木工事における施工技術の向上を図ることを目的とした試験』です。
また、1級土木施工管理技術検定試験は、「学科試験(第一次検定)」と「実地試験(第二次検定)」の2つに分けて実施されます。資格を取得するためには、この両方の試験に合格しなければなりません。
1級土木施工管理技士の取得メリット
1級土木施工管理技士を取得するメリットは以下の通りです。
- 監理技術者として現場を管理できる
- 資格を持っている事で社内外の評価が上がる
- 資格者で有ることで転職活動にも有利になる
詳しく確認したい方は、個別記事をご確認ください。



1級土木施工管理技士の受験資格
受験資格として、学歴や卒業学科に応じた実務経験が求められます。
前述したとおり、新制度による変更によって、2級に合格すれば実務経験を問わず、1級の学科試験(第一次検定)を実験することができるようになりました。
上記に該当しない人に関しては、下表に該当する人が、受験資格者となります。
少し複雑ですので、順番に確認していきましょう。
土木施工管理に関する実務経験について
「実務経験」とは、土木工事の施工に直接的に関わる技術上のすべての職務経験をいい、具体的には下記に関するものを指します。
- 受注者として施工を指揮・監督した経験(施工図の作成や、補助者としての経験も含む)
- 発注者側における現場監督技術者等(補助者も含む)としての経験
- 設計者等による工事管理の経験(補助者としての経験も含む)
これらの実務経験を、前章の必要年数以上積むことで受験資格を得ることができるということです。
なお、施工に直接的に関わらない以下の経験は、実務経験に含まれませんので注意してください。
- 設計のみの経験
- 建設工事の単なる雑務や単純な労務作業、事務系の仕事に関する経験
1級土木施工管理技士の合格基準
学科試験と実地試験の合格基準は、以下のように設定されています。
- 学科試験:獲得得点が60%以上
- 実地試験:獲得得点が60%以上
ただし、その年の実施状況等により変動の可能性がありますのでご注意ください。
1級土木施工管理技士の合格率
土木施工管理技士を取得する為の合格率についてです。
合格率は、年度によってにばらつきがありますが、だいたいの合格率は下記の通りです。
- 学科試験:平均約55%程度
- 実地試験:平均約40%程度
となっております。
この数値から見て取れるように、学科試験はしっかり勉強すれば合格を狙いやすい試験です。
しかし、実地試験は、経験記述があるため合格率が低く、難易度が高いのが分かります。
1級土木施工管理技士の制度改正
令和3年度より施工管理技士の試験制度が変更されました。
改正のポイントは以下の通りです。
- 検定名称の変更
- 「技士補」の創設
- 第一次検定合格の有効期間の変更
- 1級土木の受験要件の緩和
- 第一次、第二次検定の問題の変更
詳しく制度改正の内容を確認したい方は、下記の個別記事をご確認ください。



1級土木施工管理技士の学科試験について


1級土木施工管理技術検定の学科試験で出題される問題は、すべて4択問題です。
また、試験は2級土木施工管理技士と異なり、問題の冊子自体が選択問題と必須問題で分かれております。
問題A:選択問題(選択解答)
問題B:必須問題(全問解答)
学科試験での出題構成は次のとおりです。
出題科目 | 合計出題数 | 必要解答数 | 解答必須 |
---|---|---|---|
土木一般 | 15問 | 12問 | 選択(問題A) |
専門土木 | 34問 | 10問 | 選択(問題A) |
法規 | 12問 | 8問 | 選択(問題A) |
共通工学 | 4問 | 4問 | 必須(問題B) |
施工管理法 | 31問 | 31問 | 必須(問題B) |
合計 | 96問 | 65問 | – |
表から分かるように、出題される問題は全部で『96問』です。
96問の内、「65問」を選択して解答するようになります。
すべての問題に解答する必要はありません。
つまり、必要解答数65問のうち60%の正解率39点で合格となります。
当然、100点満点を取る必要はありませんので、それぞれの問題で確実に6割を超えられるように勉強を行いましょう。
学科試験について抑えておいて頂きたいポイントは以下の通りです。
1級土木施工管理技士 学科試験の勉強方法


1級土木施工管理技士の学科試験の勉強方法を紹介します。
その方法とは、「ひたすらに過去問題を解く」「得意な分野に絞って勉強する」ということです。
過去問題を繰り返し解く
過去問を解く強みは、以下の通りです。
- どのような問題が出やすいのか、傾向を把握することができる
- 問題を理解してなくても解答できるようになる
- 試験自体の難度を体感することができる
- 試験時間、出題方法、また解答用紙の形式などを確認できる
実は、第一次検定の試験問題の大半は過去に出題された問題で構成されています。
類似しているだけでなく、中には一言一句全く同じ文章と選択肢の問題が出題されている場合もあります。
これは良し悪しがあるかもしれませんが、全く同じ問題の場合、文章を読んだだけで選択肢を見ずに解答できるようになります。
つまり、問題の答えを理解していなくても解答できるようになるということです。
「ひたすらに過去問題を解く」という方法は、最適で最短の方法なのです。
得意な分野に絞って勉強する
学科試験の出題科目は、「土木一般」「専門土木」「法規」「共通工学」「施工管理法」となっています。
出題科目を分析することで、どの科目から勉強を進めるのが効率的かが分かります。
結論から紹介すると、問題Bの「共通工学」「施工管理法」の2科目です。
なぜこの2科目から勉強をするのが効率的なのかを解説していきます。
これを考える上で大事になるのが、『どの科目で39問正解するか』ということです。
出題科目には、選択問題(問題A)と必須問題(問題B)の2種類あります。それぞれの出題数を確認してみましょう。
選択問題:「土木一般」「専門土木」「法規」(合計出題数61問、必要解答数30問)
必須問題:「共通工学」「施工管理法」(合計出題数35問、必要解答数35問)
確認すると、必須問題の割合が必要解答数のおよそ半分(35/65)を占めていることがわかります。
つまり仮に必須問題に全問題正解できた場合、「選択問題(問題A)で4問正解するだけで合格」できるのです。
必須問題(問題B)を優先して勉強しておくことで、選択問題の解答に余裕を持つことができるようになります。
また、選択問題に関して、自分の得意な分野に絞って勉強することで一気に合格まで近づくことができるようになります。
これらのことより、「共通工学」「施工管理法」の2科目から勉強を進めるのが効率的であるといえます。
- ひたすら過去問題を解く
- 出題科目を分析し、効率よく勉強する


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1級土木施工管理技士の実地試験について


1級土木施工管理技術検定の実地試験は、学科試験と異なりすべて記述形式の筆記試験です。
試験の内容は、「経験記述」と「学科記述」に分かれています。
経験記述は必須問題。
学科記述は選択問題となっています。
実地試験の経験記述について
実地試験の問題1として出題される経験記述は、『受験者が過去に経験した土木工事について指定された管理項目に関する内容を解答するもの』です。
経験記述は、実地試験での最重要問題に位置づけられる問題です。
この経験記述で合格基準に達した受験者だけが、学科記述の採点に進めると言われています。
実地試験の学科記述について
学科記述は、『土工、コンクリート、施工計画、工程管理、安全管理、品質管理、環境保全対策』の7つの出題分野から構成されています。
2級土木施工管理技士と異なり、土工とコンクリートも選択問題となっているので注意が必要です。
詳しくは下記の表を確認してください。




実地試験の学科記述の出題形式について
出題される問題には、主に穴埋め形式、計算形式、文章記述形式の3つの形式があります。
- 穴埋め形式:各種法規、指針、至方書などの基本内容の一部分が伏せられていて、その伏せられた箇所に入る語句や数値を解答する形式です。
- 文章記述形式:施工などに関する留意点や注意事項、工法等の概要や特徴、特定の事象についての原因や対策などを簡潔に関する形式です。
- 計算形式:数値に関する情報が与えられて、公式や係数の値を用いて計算を行い、求められている数値を解答する形式です。穴埋め形式の中で計算形式が取り入れられる場合もあります。
1級土木施工管理技士 実地試験の勉強方法


実地試験は、経験記述と学科記述の2つに分かれているので、それぞれの対策が必要になります。
経験記述の対策
経験記述の最善の対策は、他人の添削を受ける事です。
一人で対策することは
絶対にやめましょう
実地試験は、土木施工管理技士の合格のカギです。
経験記述で合格点を取ることができなければ、そもそも学科記述の採点もされず不合格となってしまうので、中途半端な知識や自信で臨むことは得策ではありません。
実地試験は、以下の内容を問われる問題が出題されます。
- 受験者が経験した土木の工事の内容を記述する問題
- 技術的な課題などを記述する問題
この問題を解くためには以下の能力が必要だと言われています。
- 監理技術者としてふさわしい文章力
- 自分の経験を簡潔に表現する力
- 経験を具体的な数量で示す力
つまり、たとえ現場経験が豊富だとしても、自分の経験を簡潔に表現する文章力が無いと合格する事ができないのです。
また、受験者の経験には真実性と具体性が求められており、虚偽や偽装に関しては厳しくチェックがされています。
当然、文章力だけでは合格することはできないということです。
経験記述分は受験者の経験が具体的に示されたオリジナルの文章でなければならず、参考書の例文の丸写しや、一部を改変したものだと判明した場合は失格になってしまうのです。
そんな悩みを一気に解消する方法が「記述添削サービス」となります。
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作成した解答をしっかりと添削をしてもらうことで、指摘と修正を繰り返し、解答に磨きがかかることで高得点が狙えるようになるのです!
添削サービスの詳細については、以下の記事にまとめております!詳しく知りたい方はご確認ください。



学科記述の対策
1級土木施工管理技士の実地試験の学科記述の勉強方法を紹介します。
学科記述の勉強方法に関しても、「ひたすらに過去問題を解く」ということが最適の勉強方法になります。
効率的に勉強するなら、過去問のポイントをまとめたノートを作成することをオススメします。
作り方は、出題内容の「土工、コンクリート、施工計画、工程管理、安全管理、品質管理、環境保全対策」毎に、過去問のポイントを振り分けてまとめていくだけです。
完成すれば、出題内容毎にポイントを暗記できるノートが作成できます。
- ひたすら過去問題を解く
- ポイントをまとめた暗記ノートを作る
詳しい作成方法や、筆者が作成した暗記ノートを公開する予定ですのでしばらくお待ちください。
効率良く勉強するための暗記ノート(準備中)
多忙でも簡単に合格する勉強方法とは
これまでの章で、出来るだけ独学で合格する勉強法を伝えてきました。
しかし、独学で勉強を進めていると、要点やポイントを抑えきれなかったり、施工記述で高得点が取れなかったりしてしまい、合格を逃してしまう落とし穴も存在します。
そのため土木施工管理技士の独学での勉強には、通信講座によるサポートが必要です。
高い会費を支払って通信講座に通わなくても独学でも十分だという意見もあります。
しかし、自分にあった通信講座で学べば、効率良く短期間で1発で資格を取得することが可能です。
また、独学の場合は、難関と言われている第二次検定の施工記述の添削を受けることができないため、改善点が分からず高得点が難しいとされています。
これにより、合格する事ができずに何度も受験している方を良く見ます。
何度も受験してお金がかかってしまうなら、効率よく確実に合格できる通信講座がコスパ最強です。
勉強方法の選択を誤って損をしたくないのであれば、通信講座を検討してみましょう!
下記の記事でおすすめの通信講座を紹介しています。



まとめ


この記事では、1級土木施工管理技士の勉強方法や合格までに必要な情報をまとめました。
- 1級土木施工管理技士の資格がどんな資格か分からない
- 試験の最適な勉強方法が分からない
- 効率的に勉強する方法が分からない
といった疑問や課題を解決できたのではないかなと思います。
最後に勉強方法をまとめて締めくくりたいと思います。
- 学科試験:過去問題解説集を購入して繰り返し問題を解く。
- 学科試験:65問答えられるように得意分野、出題パターンを理解する。
- 施工記述:添削サービスを利用して、施工記述の作文を完成させる。
- 学科記述:学科記述の暗記ノートを作成する。
みなさんもスキマ時間を上手く使って、一緒に合格めざして頑張っていきましょう!!
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