現場監督の仕事は辛い!?現場監督の仕事内容や現場監督になるための心構えも紹介!
- 現場監督の仕事を知りたい方
- 現場監督の心構えを知りたい方
- 現場監督を目指している方
現場監督さんってカッコいいなー!
でも現場監督の仕事ってどんな仕事なんだろう
今回は、現場監督の仕事について紹介していきます。
現場監督の『仕事内容』や現場監督になるための『心構え』も合わせて紹介します。
この記事を書いた人
職業 / Occupation
昼は土木作業員、夜は二児のパパ
仕事と資格勉強は両立可能!
実績 / Achievements
・1級土木技士補、2級土木技士所持
・全試験1発合格
・Twitter総フォロワー1,000名↑
・セコカン第二次検定用『対策ノート』
販売部数「300部」突破!
現場監督の仕事とは
現場の仕事と事務の仕事
現場監督は、施主から依頼された建築工事の施工管理を行う仕事です。
仕事内容としては、「現場での仕事」と「事務の仕事」の仕事に分かれています。
- 職人さんへの指示出し
- 品質・コスト・工程等の管理
- 安全管理が行われているかの確認
- 工事状況の写真撮影 など
- 工事図面の確認
- 人員や資材の手配
- 工程表や作業報告書の書類作成 など
これらの仕事を、まとめて「施工管理」と言います。
もっと詳細に施工管理について知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
トラブル対応も現場監督の仕事
現場監督の仕事には、上記の仕事以外にも不慮の仕事が発生する場合もあります。
不慮の仕事の例としては、
- 現場でのトラブル対応
- 工事現場の近隣住民への対応
- 施主への対応
など、臨機応変に対応しないといけない仕事が発生する事もあるのです。
こういった事を一手に担う必要があるため、現場監督の仕事は辛いと思われることが多いということです。
現場監督の仕事は、工事現場の指揮系統を司る職業なんだね!
そうだね、ただ現場監督は現場で偉そうに指示だけしている仕事ではないんだよ
そうなんですか?
現場で職人同士が喧嘩を始めれば仲裁するし、多方に頭を下げることだって多い…ただ、長く続ければ職人にも信頼されるようになって、その信頼を裏切らない様に気張って職務に当たらなければいけないんだ!
現場での指示以外にも気を配るところが多い仕事なんだね
指示出し以外に対応すること
各工程の写真撮影
現場での指示出し以外に対応することにどんな事があるんですか
一番気にしているのは、各工程の写真を撮ることかな
現場監督は、工事現場で指示出し以外にも対応することが多い仕事です。
工事現場全体の管理をしながら、実施工程表と写真台帳の作成の為に、各工程の写真を撮っておく必要があります。
もしも、写真の撮影を忘れてしまうと、一度完了した現場を工事前の状態に戻して写真を取り直す必要が出て来ます。
すでに地中に埋まってしまい、工事前の状態に戻せない場合もあるので気を付ける必要があります。
工事前の状態に戻した場合は、また同じ工程をやり直す必要が出てきてしまう為、業者への負担が出ないように、工事現場を駆け回って写真を撮る必要があるのです。
他方との連絡・連携
現場監督は、工事現場の指揮系統を司る立場なので、様々な業者と連絡・連携をとる必要があります。
今日は、施主との打ち合わせ
明日は、午前中に鉄筋業者、午後一から生コン屋
明後日は、次は杭打ち業者、足場業者…
よく色々な業者さんと連携が上手にできますね…
仲のいい長い業者さんは、こちらの動きを見て動いてくれたりもするんだけど、工事前にはちゃんと打ち合わせしないといけないんだよ!
何か間違いがあれば工事全体、多数の業者に迷惑がかかりますもんね…
現場監督の心構え
指示を出すときに気を付けていることはありますか?
現場を止めない様に、仕事をしやすい様に指示を出す事!
気を付けていることをまとめてみたよ!
- コミュニケーションを頻繁にとること
- 指示の内容や重要事項を明確に説明すること
- 不満を解消し作業しやすい現場にすること
- 熱意をもって仕事に取り組むこと
- 自信をもって対応すること
コミュニケーションを頻繁にとること
コミュニケーション無しで完成する現場はありません。
業者や施主、近隣住民とも積極的にコミュニケーションを図り、良好な関係を築くことで、作業のしやすさや構造物の品質の向上に繋がるのです。
挨拶する、感謝や謝罪を言葉で伝える。
当たり前のことですが、話しやすい雰囲気を作っておくことが大事なのです。
指示の内容や重要事項を明確に説明すること
現場で指示の内容や重要事項を明確に説明し、全員に同じ認識で伝わるようにしなければなりません。
「説明しなくても分るだろう」といった思い込みで仕事をしてしまうと、認識のズレによるトラブルが起きてしまいます。
曖昧な指示を出してしまうと、全然違う構造物が出来てしまったり、安全や品質に影響が出てしまったりしてしまいます。
不満を解消し作業しやすい現場にすること
現場監督として、働きやすい環境を作ることは大切な仕事です。
人員配置や担当分け等のマネジメントも大切です。
不適切な配置をしてしまうと、本人だけでなく他の作業員にも不満が生まれます。
喫煙場やトイレ、道具置き場等の小さいことでも、日々使う人からすればストレスの原因になることがあります。
現場に対して不満がある場合は、いち早く察して、必要のないストレスが溜まらないように気を配りましょう。
現場の関係が良好だと、現場監督さんの管理の仕事もやりやすくなりますよ。
熱意をもって仕事に取り組むこと
もしも監督にやる気が無ければ、それを察して周りも感化されてしまいます。
やる気がなく横暴な態度の監督には、誰も付いていきたいと思いません。
逆に、知識が未熟で経験の浅い監督でも、一生懸命さが見て取れたり、業者とのやり取りが丁寧だったり、真面目に仕事をしている監督の周りには、頑張りを正しく評価してくれる人たちが自然と集まり、協力してくれるものです。
自信をもって対応すること
自信を持った態度で指示を出すように心掛けましょう。
迷っていたり、不安そうな態度で指示を出すと、相手にもそれが伝わってしまいます。
自身が無い指示を出されてしまうと、作業を行う人の動きにも迷いが出てしまうのです。
どの業界の仕事でも、「準備が8割」です。
事前の段取りや準備を、手を抜かず丁寧に取り組むことが自信にも繋がるのです。
大勢を監督し、動かしていく人間には、自身を持った態度が必要なのです。
みんなを動かす、仕事を回す、そんな心構えがいるんだね!
まとめ
今回は、現場監督の仕事について紹介しました。
現場監督の仕事は、現場だけでなく業者の連携にも意識を配りながら、スムーズに工事が進むように手回しをしなければならない大変な仕事です。
ただ、「自分達が頑張った結果として、誰かの生活を支える建物ができる。」
それが現場監督の醍醐味ややりがいだと思います。