高速道路で見る、急カーブの警告標識にある「R」の意味とは?
- 高速道路の警告標識の「R」の意味について知りたい方
- 日本一きついカーブが知りたい方
急カーブの警告標識に「R = 250」とかって書いているのを見たけど、どういう意味なんだろう…
運転する方は、高速道路や一般道路で「警告標識」を見たことあると思います。
しかし、標識と合わせて記載されている『R』の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は、そんな高速道路の警告標識について紹介したいと思います。
この記事を書いた人
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警告標識について
警告標識について
警告標識とは、その道路上の状況や警戒すべきことや危険を知らせる標識の事です。
初めて走る道路では、安全に運転する為にも案内標識や警戒標識はとても重要な存在です。
安全に運転するためにも、正しく標識の意味を理解しておきましょう!
急カーブの警告標識について
急カーブを表す警戒標識は、左や右に湾曲した黒い矢印で表されます。
これは、矢印の方向に曲がった先がカーブになっていることを知らせてくれます。
この警告標識の補助標識として「R = 250」などの表記が付けられていることがあります。
この補助標識の意味が知りたい!
補助標識の「R」の意味
この「R」と「数字」は、「カーブの半径(曲線半径)」を表しています。
例えば、「R=250」と表記が付いている場合は、「この先に半径250mのカーブ有り」と警戒されているということです。
数値が小さい ⇒ 小さな円のカーブ ⇒ きついカーブ
数値が大きい ⇒ 大きい円のカーブ ⇒ ゆるいカーブ
だということです。
もし見つけた標識の数値が小さい場合は、この先のカーブがキツイので速度を落として注意して運転する必要が良いと分かります。
「R」は「Radius(半径)」の頭文だったんだね!
道路の設計速度と半径の関係
この曲線半径の値は、道路の設計速度に応じて制限が法律によって定められています。
道路構造令 第十五条 車道の屈曲部のうち緩和区間を除いた部分(以下「車道の曲線部」という。)の中心線の曲線半径(以下「曲線半径」という。)は、当該道路の設計速度に応じ、次の表の曲線半径の欄の上欄に掲げる値以上とするものとする。ただし、地形の状況その他の特別の理由によりやむを得ない箇所については、同表の曲線半径の欄の下欄に掲げる値まで縮小することができる。
道路構造令(昭和四十五年政令第三百二十号)より引用
設計速度(単位 km/h) | 曲線半径(単位 m) |
---|---|
120 | 710 |
100 | 460 |
80 | 280 |
60 | 150 |
50 | 100 |
40 | 60 |
30 | 30 |
20 | 15 |
設計速度が時速120kmの道路の場合「R=710以上」
時速80kmの道路の場合「R=280以上」ということになります。
高速道路最強のカーブ
日本の高速道路で一番きついカーブがあるのは、中国自動車道の岡山県真庭市にある呰部(あざえ)トンネル付近にあるカーブだそうです。
その半径なんと…
R=200!!
この北房ICから新見ICの区間では、R250、300といった急カーブが連発する区間となっています。
その為、この区間の速度制限は、80km/hとなっています。
先ほどの設計速度と曲線速度の関係を見ると、R=200というのは異質だということが分かりますね。
山の間を通すように設計された高速道路なので、急カーブが多くなってしまった背景があるそうです。
興味のある方はGoogleMapで急カーブを体験してみてください!
まとめ
今回は、高速道路の警告標識について紹介しました。
もしも運転している時に警告標識を発見した場合は、正しく標識の意味を理解し、安全な速度で運転しましょう!
道路標識には、意外と意味の知らない標識が多くあります。
興味がある方は、本で見てみると面白いですよ!