資格取得

知識ゼロから2級土木施工管理技士の”学科試験”に合格する為の勉強方法

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<この記事はこんな方へオススメ>

・土木施工管理技士の試験について知りたい
・オススメの勉強方法について知りたい
・オススメしない勉強方法について知りたい
・未経験の状態から資格の取得が必要になった

土木施工管理技士の試験を受験しようと考えているが、「どんな試験なのか分かっていない」、「勉強方法が分からない」という人は多いのではないでしょうか?

会社で取得するように言われた」、「就職・転職で有利になると聞いたなど、人によって資格を取得する目的は様々だと思います。

この記事では、2級土木施工管理技士の第一次試験の概要おすすめの勉強法を解説します。

今回は、土木未経験にも関わらず『初受験かつ95%の点数』で合格した筆者の、オススメの勉強方法やオススメしない勉強方法についても触れて解説します。

「知識ゼロの状態から資格の取得が必要になった」、「いまいち勉強の方法がわからない」といった、同じ境遇の悩みや課題の解決に役に立てればと思います。

どぼくじら

自分の経験を踏まえて解説していくよ!

また、第一次検定(学科検定)と第二次検定(実地検定)それぞれの勉強のポイントを確認したい方は、以下の記事をぜひ本記事と合わせてご確認ください。

【完全版】2級土木施工管理技士 多忙でも簡単に合格する勉強方法土木施工管理技士の勉強方法に悩んでいませんか?この記事では土木施工管理技士の試験概要や勉強方法をまとめています。この記事を読むことで、資格の全貌が分かり、合格する為の勉強法を理解する事ができます。試験に1発で合格したい、独学で合格したい人は必見です。...

また、資格を取得するメリットをまとめた記事を用意しております。

勉強のモチベーションが落ちてきている人は、ぜひ読んでみてください。

土木施工管理技士の資格を取得するメリット3選土木施工管理技士のメリットが分からず悩んでいませんか?この記事では土木施工管理技士のメリットを3つに絞って解説しています。この記事を読むことで、資格のメリットが分かり、資格取得のモチベーションを高める事ができます。試験のメリットを理解したい人は必見です。...

結論:おすすめの勉強方法

土木施工管理技士の合格を目指すお勧めの勉強方法は以下の通りです。

過去問題を解くことで、『問題の傾向を把握できる』『問題を理解していなくても解答できる』等といったメリットがあります。

また、出題科目を分析することで、優先的に勉強する科目を理解できるので、勉強時間を最小にすることができます。

次章から、この勉強方法がどうしてオススメなのかを解説していきます。

ぜひ最後までご拝読いただければ幸いです。

2級土木施工管理技士の試験概要

勉強を始める前に、確認しておいていただきたい事を解説します。

試験概要には、勉強を効率に進めるためのポイントも潜んでいるので、しっかりと確認しましょう。

出題科目

まずは第一次試験の出題科目です。出題科目は全部で5科目です。

内訳は、土木一般、専門土木、法規、共通工学、施工管理法です。出題数と解答数は以下のとおりです。

出題科目合計出題数必要解答数解答必須
土木一般11問9問選択
専門土木20問6問選択
法規11問6問選択
共通工学3問3問必須
施工管理法16問16問必須
合計61問40問

表から確認できる通り、第一次検定で出題される問題は全部で「61問」。

しかし、61問のうち、必要な解答数は「40問」なのです。

ここで抑えておいて頂きたいポイントは以下の通りです。

ポイント
  • 全ての問題に解答する必要はない
  • 科目ごとに必要な解答数が異なる
どぼくじら

全部の問題を解く必要はないんだね!

合格率・難易度

次に、土木施工管理技士を取得する為の合格率と難易度についてです。

合格率は、年度によってにばらつきがあり、第一次検定の合格率は50%~70%程度となっております。

これを聞いて、「やっぱり難しいんだ…」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません!

その理由として、合格基準点にあります。

第一次検定の合格基準率は「必要解答数の6割」となっております。

ここで思い出していただきたいのが、出題科目で紹介した必要解答数です。

合計出題数は61問、必要解答数は40問でしたね。

つまり「24問(60%)以上正解で合格」となります。

さらに言い換えれば「37問は分からなくても合格」ということです。

どうですか?資格取得に対するハードルが一気に下がった気がしませんでしょうか!

これは現在、他の資格では「7割以上で合格」の基準が多い中、比較的合格しやすい資格と言えます。

皆さんも下記で紹介する、勉強方法を実践して一気に合格に近づきましょう!

ポイント
  • 24問(60%)以上正解で合格
  • 37問は分からなくても合格
どぼくじら

半分以上の問題を捨てても良いと思うと気が楽ですよね!

合格者が教える勉強方法

それでは、最も効率的な勉強方法を紹介させていただきます。

効率的な勉強方法

効率的な勉強方法とは、「ひたすらに過去問題を解く」ということです!

「参考書は読まなくてもいいの?」「本当にそれだけで大丈夫?」と思われる方もいるかもしれませんが、心配ありません。

この方法の圧倒的な強みは以下の通りです。

過去問を解く強み
  • どのような問題が出やすいのか、傾向を把握することができる
  • 問題を理解してなくても解答できるようになる
  • 試験自体の難度を体感することができる
  • 試験時間、出題方法、また解答用紙の形式などを確認できる

過去問題を解く強み

実は、第一次検定の試験問題の大半は過去に出題された問題で構成されています。

類似している問題が多いのですが、中には一言一句全く同じ文章と選択肢の問題が出題されている場合もあります。

皆さんも、過去問題を解いていくうちに、「あれ、この問題前に見たことあるぞ」といった感覚になると思います!

これは良し悪しがあるかもしれませんが、全く同じ問題の場合、文章を読んだだけで選択肢を見ずに解答できるようになります。

つまり、問題の答えを理解していなくても解答できるようになるということです。

筆者のように、知識ゼロの状態から、限られた時間の中で試験に合格する人には、「ひたすらに過去問題を解く」という方法は、『最適で最短の方法』であるということです!

どぼくじら

筆者は過去問題全てを解答したのですが、直近の試験問題の多くは、過去に出題された問題で構成されておりました。

どの出題科目から勉強するのが効率的か

前章で紹介しました通り、出題科目は「土木一般」「専門土木」「法規」「共通工学」「施工管理法」となっています。

出題科目を分析することで、どの科目から勉強を進めるのが効率的かが分かります。

結論から紹介すると共通工学」「施工管理法の2科目です。

なぜこの2科目から勉強をするのが効率的なのかを解説していきます。

これを考える上で大事になるのが、どの科目で24問正解するかということです。

出題科目には、選択問題必須問題の2種類あります。

それぞれの出題数を確認してみましょう。

選択問題:「土木一般」「専門土木」「法規」(合計出題数42問、必要解答数21問)

必須問題:「共通工学」「施工管理法」(合計出題数19問、必要解答数19問)

確認すると、必須問題の割合が必要解答数のおよそ半分(19/40)を占めていることがわかります。

つまり仮に必須問題に全問題正解できた場合、「選択問題で5問正解するだけで合格」できるのです。

必須問題を優先して勉強しておくことで、選択問題の解答に余裕を持つことができるようになります。

また、選択問題に関して、自分の得意な分野に絞って勉強することで一気に合格まで近づくことができるようになります。

これらのことより、共通工学」「施工管理法」の2科目から勉強を進めるのが効率的であるといえます。

どぼくじら

自分の得意な科目を見つけて、効率良く勉強していきましょう!

オススメしない勉強方法

この章では、筆者が勉強する中で「これはダメなやり方かもしれない」と思ったやり方を解説します。

参考書を読むことに時間をかけすぎる

1つ目のお勧めしない勉強方法は、参考書を読解してから過去問題を解くということです。

今回勉強して実感したことですが、土木施工管理技士の試験範囲がとにかく広いのです。

それを細かいところまで逐一理解しようとすると、果てしなく時間がかかりますし、実際そんなに細かい内容って、ほとんど出題されないんですよね。

ですので、参考書はざっくりと読んで、過去問を見たときに「マジで何言ってるか 1 つも分からん」という状況を無くす程度に活用すれば良いと個人的には思いました。


最終的に過去問をたくさん解いたらイヤでも覚えるので、参考書読解に時間をかけすぎるくらいなら、まず先に過去問を解いた方が手っ取り早いです。

どぼくじら

1つ1つ理解をしながら勉強をするには、圧倒的に時間が足りませんでした…

問題集を前から順番に解く

もう一つお勧めしないのは、問題集を前から順番に解くということです。

問題集の多くは、出題科目ごとに並んでいることが多いです。

本の前から順番に解いていってしまうと偏った勉強範囲になってしまうことになります。

年代順に解いたり、必須問題の科目や、得点を狙う得意科目から解いたほうが効率的に勉強できました。

どぼくじら

出題の形式を理解してから解くことで、勉強を効率的に取り組むことができます。

おすすめの参考書

それでは、最後に筆者のお勧めの参考書を紹介します。

おすすめ過去問題集

基本的に過去問題の参考書であれば何でも問題ありません。

複数年度の過去問とその解説が掲載された書籍を選ぶようにしましょう。

自分に合う参考書が分からない場合は、以下の記事を参考にしてください。

【2024年最新】2級土木施工管理技士おすすめ過去問・問題集ランキング土木施工管理技士のおすすめの問題集が分からず悩んでいませんか?この記事では土木施工管理技士のおすすめの問題集について解説しています。この記事を読むことで、あなたに合う土木施工管理技士の問題集が分かり、効率よく勉強することができます。あなたに合う問題集を購入し効率的に勉強を進めたい人は必見です。...

また、過去問題は量を重ねることが重要です。

通勤時間などでも勉強できるよう、アプリで取り組むのもおすすめです!

おすすめ参考書

参考書は図解があるものが分かりやすいです。

オススメは、「土木施工管理技術検定試験研究会」の参考書です。

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まとめ

今回は、「知識ゼロから土木施工管理技士2級の第一次試験の合格率を上げる為の勉強方法」を紹介しました。

改めて、合格率を上げるオススメの勉強方法をまとめておきます。

オススメの勉強方法
  • ひたすら過去問題を解く
  • 出題科目を分析し、効率よく勉強する

2級土木施工管理技士に合格するためには、過去問を解くこと、解説を読みこむことが重要です。

今回紹介した方法で、少しずつ勉強していけば必ず合格できるはずです!

この記事を参考にして、みなさんの一人でも多くの方が合格できることを願っています。

ABOUT ME
どぼくじら
数年前にIT企業から土木作業員に転職。現在は、施工管理技士試験や現場で活かせる情報を発信するブログを運営中。現場仕事と育児をこなしながら、限られた勉強時間で1級、2級土木施工管理技士の試験に1発合格。資格取得のノウハウや勉強法などを中心に発信しています。