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フルハーネス特別教育とは?内容や必要性を徹底解説!オンラインでの受講方法も紹介♪

どぼくじら
<記事を読むことで分かる事>
  • フルハーネス特別教育についての概要
  • フルハーネス特別教育の必要性
  • フルハーネス特別教育の講習内容
  • おすすめのオンラインでの受講方法

フルハーネス特別教育は、「高所作業を行う際の安全を確保するため」に非常に重要な教育です。

高所作業では、墜落事故のリスクが高く、安全帯としてフルハーネスの使用が義務付けられています。

フルハーネス型墜落制止用器具を利用して作業をする方は、全員フルハーネス型墜落制止用器具特別教育を受ける義務があります。 もし受講しないでフルハーネスを利用した作業をすると法令違反となってしまい、懲役6ヶ月又は50万円以下の罰金の罰則対象となってしまいます。

この記事では、フルハーネス特別教育の内容や受講方法、費用について詳しく解説します。

どぼくじら
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資格取得を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

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この記事を書いた人

名前 / Name  
どぼくじら 

職業 / Occupation
昼は土木作業員、夜は二児のパパ
仕事と資格勉強は両立可能!

実績 / Achievements
・1級土木技士補、2級土木技士所持
・全試験1発合格
・Twitter総フォロワー1,000名↑
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フルハーネス特別教育とは?

フルハーネスとは?安全帯のこと!

フルハーネスとは、「作業者の腰と肩を支える安全帯のこと」です。

フルハーネスは、胴ベルト型の安全帯と異なり、ベルトの緩みによる落下事故やベルトのずり上がりによる胸部・腹部の圧迫を防げる特徴があります。

また、フルハーネスは、以下のような器具の組み合わせで構成されています。

  • 腰ベルト:作業者の腰を支える部分。
  • ショルダーストラップ:肩にかける部分で、全身を支えます。
  • ランヤード:命綱となる部分で、フックを固定して墜落を防ぎます。

フルハーネス特別教育の概要

フルハーネス特別教育は、「高所作業を安全に行うために必要な知識と技術を学ぶための教育」です。

これまで高所の建設作業で使われていた胴ベルト型の安全帯は、厚生労働省によって「墜落制止用器具」に名称が変更になりました。

それに伴い墜落制止用器具の、利用方法や知識、関係法令などを特別教育として改めて学習するのが、「フルハーネス型墜落制止用器具特別教育」です。

フルハーネス特別教育を受けることで…

  • 正しいフルハーネスの使用方法
  • 高所作業における安全対策
  • 関係法令について

を習得できます。

フルハーネス特別教育の目的と対象者

フルハーネス特別教育の目的は、「高所作業に従事する作業者が正しいフルハーネスの使用方法を学び、墜落事故を未然に防ぐこと」です。

この教育は、フルハーネス着用の義務がある作業に従事する全ての作業者が対象となります。

特に、新人作業員やフルハーネスの使用経験が少ない作業者は、必ず受講する必要があります。

未受講者がフルハーネスの着用義務がある作業に従事した場合、罰則が科されてしまいます(50万円以下の罰金、事業者には6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金)。

フルハーネス着用の義務がある作業

フルハーネス着用の義務がある作業は以下の通りです。

フルハーネス着用の義務がある作業
  • 高さ6.75m以上の高さでの作業
  • 高さ2m以上の作業床のない場所での作業
  • 作業床の端、開口部などで囲いや手すりなどの設置が困難な場所での作業

ただし、フルハーネス型の着用者が地面に到達するおそれのある場合(高さが6.75m以下)は、胴ベルト型(一本つり)を使用することができます。

  • 一般的な建設作業の場合は5mを超える箇所、柱上作業等の場合は2m以上の箇所では、フルハーネス型の使用が推奨されます。
  • 柱上作業等で使用されるU字つり胴ベルトは、墜落制止用器具としては使用できません。U字つり胴ベルトを使用する場合は、フルハーネス型と併用することが必要となります。

(参考:https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000473567.pdf

資格取得のメリット

フルハーネス特別教育を受けて資格を取得することには、多くのメリットがあります

ここでは、その主なメリットについて詳しく解説します。

就職や転職に有利

フルハーネス特別教育を修了することで、『建設業界や製造業界での就職や転職に非常に有利』になるメリットがあります。

建設業や工事現場などの高所作業を行う企業では、安全対策が重要視されており、フルハーネスの資格を持っている作業者は高く評価されます。

どぼくじら
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資格を取得することで、就職の際の選択肢が広がり、より良い条件での転職が可能になるよ!

現場での安全性向上

フルハーネス特別教育を受けることで、『現場での安全性が大幅に向上する』メリットがあります。

正しいフルハーネスの使用方法や高所作業における安全対策を学ぶことで、墜落事故を防ぐことができます。

安全な作業環境を維持することは、労働者自身の安全だけでなく、同僚や周囲の人々の安全にもつながります。

どぼくじら
どぼくじら

教育を受けた作業員が増えることで、職場全体の安全意識も高まります。

フルハーネス特別教育の内容

講習のカリキュラム

フルハーネス特別教育のカリキュラムは、学科と実技の両方から構成されています。

受講者は、まず座学で基本的な知識を学び、その後、実技で実際の着用方法を習得します。

ここでは、講習の具体的な内容について詳しく見ていきます。

学科と実技のバランス

学科では、フルハーネスの基本的な使い方や関連法令、安全対策について学びます。

具体的なカリキュラムには以下の通りです。

学科のカリキュラム
  • 作業に関する知識:1時間
    • 作業に用いる設備の種類、構造及び取扱い方法
    • 作業に用いる設備の点検及び整備の方法
    • 作業の方法
  • 墜落制止用器具(フルハーネス型のものに限る)に関する知識:2時間
    • 墜落制止用器具のフルハーネス及びランヤードの種類及び構造
    • 墜落制止用器具のフルハーネスの装着の方法
    • 墜落制止用器具のランヤードの取付け設備等への取付け方法及び選定方法
    • 墜落制止用器具の点検及び整備の方法
    • 墜落制止用器具の関連器具の使用方法
  • 労働災害の防止に関する知識:1時間
    • 墜落による労働災害の防止のための措置
    • 落下物による危険防止のための措置
    • 感電防止のための措置
    • 保護帽の使用方法及び保守点検の方法
    • 事故発生時の措置
    • その他作業に伴う災害及びその防止方法
  • 関係法令:0.5時間
    • 安衛法、安衛令及び安衛則中の関係条項
  • 合計 4.5時間

一方、実技では、実際にフルハーネスを装着する練習を行います。

具体的な内容は以下の通りです。

実技のカリキュラム
  • 墜落制止用器具の使用方法等:1.5時間
    • 墜落制止用器具のフルハーネスの装着の方法
    • 墜落制止用器具のランヤードの取付け設備等への取付け方法
    • 墜落による労働災害防止のための措置
    • 墜落制止用器具の点検及び整備の方法
  • 合計 1.5時間

講習の期間と費用

フルハーネス特別教育の期間と費用について紹介します。

一般的な講習期間

一般的なフルハーネス特別教育の期間は、『1日から2日程度』です。

この期間中に、座学と実技の両方を学びます。

  • 1日目:座学(基礎知識、安全対策)
  • 2日目:実技(フルハーネスの装着と操作)

費用の相場と助成制度

講習の費用は、受講する機関や地域によって異なります。

一般的な受講に係る相場としては、「10,000円から30,000円」程度です。

どぼくじら
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企業によっては、従業員の資格取得を支援するために、講習費用を負担したり、助成制度を利用できる場合もあります!

費用を抑えるためには、事前に助成制度の有無を確認し、利用できる場合は積極的に活用することが重要だよ!

フルハーネス特別教育の受講方法

受講の手順

フルハーネス特別教育をを受講するための手順は、比較的シンプルです。

以下に、受講の手順についての一例を紹介します。

申し込みから受講までの流れ

申し込みから受講までの流れ

講習機関の選定

まずは、自分が受講したい講習機関を選びます。

インターネットや口コミなどを参考にして、信頼できる機関を選びましょう。

申し込み

講習機関が決まったら、申し込みを行います。申し込みは、インターネット、電話、郵送などの方法で行うことができます。

受講料の支払い

申し込みが完了したら、受講料を支払います。

支払い方法は、銀行振込やクレジットカードなどが一般的です。

講習日程の確認

支払いが完了したら、講習日程の確認を行います。

講習機関からの案内に従い、指定された日時に受講します。

講習の受講

講習日には、指定された場所に遅れずに到着し、講習を受けます。

持ち物や服装についても事前に確認しておきましょう。

必要な書類と準備

受講に際して必要な書類や準備についても、事前に把握しておきましょう。

一般的には、以下の準備が必要です。

  • 身分証明書:運転免許証などの本人確認書類。
  • 受講申込書:講習機関から提供される申込書に記入し、提出します。
  • 証明写真:講習機関によっては、証明写真が必要な場合があります。
  • 筆記用具:講習中に必要な筆記用具を持参します。
  • 服装:実技講習の際には、動きやすい服装や安全靴が必要です。

受講できる場所

振動工具取扱作業者の安全衛生教育を受講できる場所は、全国各地にあります。

講習機関を選ぶ際には、自分の生活圏内で受講しやすい場所を選ぶことが大切です。

全国の講習機関一覧

以下に、全国の主要な講習機関の例を挙げます。

  • 安全教育センター(東京、大阪、福岡など)
  • 日本技能講習協会(札幌、仙台、名古屋など)
  • 建設技能訓練協会(広島、神戸、福岡など)
  • SAT24時間全国で受講可能

各講習機関のホームページや問い合わせ先を確認して、自分に合った講習機関を選びましょう。

受講はオンラインがおすすめ!

オンライン講座は、「動画講義を閲覧して必要な知識を身につけ、講座を修了すると修了証が発行される方法」です。

講習機関で受講する方法と異なり

  • 講習会場に直接足を運ぶ
  • 講師を会社に呼ぶ

これらの必要がありません。

また、時間的制約がないのもメリットで、日々の隙間時間の中で自分のタイミングにあわせて受講を進められます。

SATの特別教育では、 受講者にあわせて分かりやすい動画が用意されており、スマホやタブレットを用いて受講を進められます。

引用:SAT株式会社

SATの通信講座には…

  • 24時間いつでも受講が可能
  • 隙間時間に資格を取れる
  • スマホで受講が可能

などのメリットがあります。

どぼくじら
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SATの実技の実施方法

実技は、各事業所様において「実技実施責任者(経験者)」を選任し、工具・機械等を準備し実習を行うことで実技の実施となります。

いくつか注意点がありますのでご確認ください。

実技実施時の注意点
  • 実技実施責任者と同一場所で対面での実施
  • 個人事業主の場合は、お取引先などの経験者の方を実技実施責任者として選任
  • 所定の時間の実技の実施が必ず必要:1.5時間以上
    • 墜落制止用器具の使用方法等
    • 墜落制止用器具の保守点検等

実技すべき内容の詳細については、参考動画が提供されます。

まとめ

この記事では、フルハーネス特別教育の内容や受講方法などを徹底的に解説してきました。

最後に、ポイントをまとめて紹介します。

フルハーネス特別教育のポイント
  • 高所での作業にはフルハーネスの着用が義務
  • 未受講のままで業務に従事した場合罰則
  • 特別教育ではフルハーネスに必要な知識・技術を学ぶ
  • 講習会場で受講する方法やオンライン講座の受講がある
  • オンラインであれば、時間や場所を選ばずに受講できるため忙しい方でも受講しやすい

また、フルハーネス特別教育を受けることで、以下のような多くのメリットが得られます。

受講のメリット
  • 資格取得による職場での評価向上
  • 現場での安全性向上
  • 就職や転職に有利
  • 次のステップへの基盤作り

資格を取得することで、キャリアアップや安全な作業環境の確保に大いに役立ちます。

自分の未来を切り開くために、ぜひフルハーネス特別教育を受けてみてください。

どぼくじら
どぼくじら

資格を持っていない人は、必ず受講してから作業をしよう!

それではみなさん、ご安全に!

ABOUT ME
どぼくじら
どぼくじら
数年前にIT企業から土木作業員に転職。現在は、施工管理技士試験や現場で活かせる情報を発信するブログを運営中。現場仕事と育児をこなしながら、限られた勉強時間で1級、2級土木施工管理技士の試験に1発合格。資格取得のノウハウや勉強法などを中心に発信しています。
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