・同じ悩みを抱えている新人作業員
・建設業界への転職を考えている方
・未経験の業種への転職をしようと考えている方
・かつて新人作業員だった方
この業界に入ったばかりの時は、分からないことや困ったことだらけだったなぁ
この記事では、筆者が未経験の土木の仕事を始めた際に困ったことを紹介します。
また、その困ったことに対して、どう対応をしたのかも合わせて紹介しています。
『同じ悩みを抱えている方』や、『これから新しく建設業界に就職する人』の悩みの解決に繋がるような内容になっております。
未経験の土木業界に入って困ったこと
① 何をしたらいいのか分からない
「何をしたらいいのか分からず動けない」、これが筆者が一番困った事です。
初めて現場に入った時に、他の作業員の皆さんがテキパキ動いて仕事を始める中、筆者は何をしたらいいか分からず動けませんでした。
最初の段取り、次にやること、その次にやること…
恥ずかしながら、自分で考えてもやることが分からず動けませんでした。
- 次にやる作業を分からないなりに考える
- 他の作業員に何をしたら良いか確認する
- 他の作業員の真似をして動く
監督からの指示待ち人間になってしまっていたのがしんどかったですが、ただ指示を待つだけでなく、自分なりに考えることが経験値になると実感しました。
段取りや次の動作を自分なりに考えて、監督や他の作業員に内容が正しいかどうかを確認する。
結局、職種や職場が違ったとしても、大事なことは同じだと思います。
考えながら仕事をするのが大切だね!
② 仕事にどんな道具がいるのか分からない
土木工事には、護岸工事、河川工事、舗装工事など様々な工種がありますが、その仕事毎に「どんな道具や重機が必要なのか分からない」事に困っていました。
朝の段取りの時に、今日の作業にどんな道具が必要なのか考えて準備ができれば良いのですが、すべてを準備する事はできませんでした。
作業毎に使用する道具や重機をノートにまとめて整理する
この『作業をする時には、この道具』といった形で一覧にまとめていきました。
一度過去にやった作業を実施する時には、必要な道具や重機を漏れなく準備出来るようになりました。
仕事は段取り一番ですね!

③ 言葉や用語がわからない
監督や他の作業員の人たちの会話が「言葉や用語が分からず理解できない」事に困りました。
作業の説明など受ける時に、言葉や用語の意味が分からず、正しく説明を理解できないことがありました。
作業内容を正しく理解せずに仕事を進めてしまうと、全く違う作業をやりかねません。
それだけでなく、作業効率も安全面も悪くなってしまいますよね。
- 必ず言葉や用語の意味を確認する
- 自分の中に説明を落とし込んでから仕事に取り組む
- 帰宅後ネットで改めて意味を調べてまとめる
正しく説明を理解して、完成のイメージを持っていた方が、仕事に迷いなく取り組めることに気づいてからは、上記の対応方法を意識して作業に取り組んでいます!
作業の目的や意味を理解してから働く方が、成長できると思います!
④ 道具の使い方が分からない
現場で作業をしている時に、「道具の使い方が分からない」事に困りました。
この道具使って作業をしておいて!
ん?この道具ってどうやって使うんだ…
作業を任された時に、この道具どうやって使うんだ?ということが良くありました。
『シノ、ガチャ、ハッカー、水平器、差し金』などの道具の使い方や、『水糸や虎ロープ』の結び方など、分かる人にとっては簡単な事なのですが、最初は使い方が分からない道具の連続でした。
一度実際に使ってみれば分かるのですが、使い方を口で教わるだけでは分からない道具が多かったです。
- 道具を使っているところを見せてもらう
- 使っている所を見てもらい、使い方が正しいか確認してもらう
実際に道具を使ってみて、その場面を他の作業員に確認してもらうことで正しく道具を使うことができるようになりました。
今は、YouTubeでも道具使い方の動画がよく上がっているので、時間があれば動画で確認をすることもできます。
余談ですが、YouTubeでは正規の使い方だけでなく、裏技のような使い方をしている動画もあります。
頭に入れておくことで、作業効率をアップする技も見つかったりもして面白いです。
実際に体験して覚えるのが一番だと思います!
⑤ 道具や材料の名前がわからない
「○○持ってきて!」とよく言われるのですが、「〇〇がどの道具や材料のことを指しているのかが分からない」ことに困っていました。
筆者がよく分からなくなっていたのは材木の名前です。
桟木(さんぎ)や胴縁(どうぶち)など、名前と見た目が一致しませんでした。
材木は見た目は似ているのに、名前や用途が違うので覚えるのに苦労しました…
「胴縁どうぞ!」といった様に、材料を渡す時に名前を言いながら仕事をする
材料の名前を口に出して仕事をすることで、自分の中で整理でき名前と見た目を一致させられました。
道具と同じで、材料も一度まとめると理解を深めることができます!
自分の中で整理して覚えることが大事だね!
⑥ 服装が分からない
現場に入る前に一番最初に、「現場での服装が分からない」事に困りました。
え?そんなことと思われるかもしれませんが、ほんとに困っていました。
- 渡された作業着の下はどんな服を着たら良いの?
- 作業中の靴はどんな靴を履いたらいいの?
といった状態でした。
- 先輩作業員の服装を見たり、必要な物を確認した
- 作業着屋に行ってマネキンが着ているような物を買い漁った
服やインナー、作業靴は安いものではないので、買って無駄にならないように事前に確認しました。
服装は、安全にも体調管理にも大事なファクターなので、現場に合った適切な物を選ぶのがベストですね!
土木作業員の服装(準備中)
今はBURTLEのインナーを愛用しています。
⑦ 暑すぎて体調管理ができない
筆者は現場に出るまではずっとデスクワークで、屋外での仕事が初めてだったので「体調管理が大変」でした。
初めて現場に入ったのが真夏のタイミングもあり、夏バテしたり、水中毒になったりすぐに体調を崩していました。
- 適度な水分補給と塩分補給
- 睡眠時間を確保する
- 晩ごはんでの栄養摂取
適度な水分補給と塩分補給、質のいい睡眠に気をつけて暑い夏を乗り切っていました。
昼ご飯は、コンビニや外食が多いので、晩御飯で栄養摂取することで体調管理を整えています。
いつも支えてくれる妻には感謝しかないです。
⑧ 疲れが取れない
現場での仕事を続けていて、「疲れが取れない事」に困っていました。
SE時代に、ストレスと睡眠不足、運動不足の習慣が続いていた為に、疲れやすい身体になっていたのもありますが、慣れない現場での仕事で疲れが取れませんでした。
- シャワーだけでなく湯船に浸かる
- 入浴の際にバスソルトを使う
- 定期的に軽い筋トレやストレッチを行う
- 質のいい睡眠の為寝具を見直す
- 栄養のある食事
できることを片っ端から試してみて、効果があったと感じたのが上記の対応方法です。
疲れを少しでも取ってから翌日の仕事に臨んだ方が、日中に体のダルさが無かったり、ケガの予防に繋がります。
疲れにくい体づくりの為に、自分にあった対応方法を探しましょう!
その日の疲れはその日の内に取っておきましょう!
まとめ


筆者が働き始めて困ったことを整理してみましたが、もし困ったことや分からないことが出てきた時には、恥ずかしがらず確認することが大切だと改めて分かりました。
筆者は、困ったことや分からないことがあるまま作業せず、作業の目的や完成のイメージを持って取り組むことで成長していくことができました!
百聞は一見に如かず 百見は一考に如かず 百考は一行に如かず!
今回は、筆者が未経験の土木の仕事を始めた際に困ったことを紹介しました。
同じ境遇の方の悩みの解決に繋がれば幸いです!